避妊去勢
neutered
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避妊去勢手術のすすめ
ワンちゃん、ネコちゃんが人と同じ空間で過ごすようになっている今、人と社会生活を送るうえで大切なものとなっています。
病気の予防だけでなく、行動の改善や予期しない繁殖の防止など、避妊去勢手術は病気の予防以外にも様々なメリットがあります。このように体だけでなく精神的にも健康でいられることができれば、結果的に寿命の延長にもつながります。
病気の予防だけでなく、行動の改善や予期しない繁殖の防止など、避妊去勢手術は病気の予防以外にも様々なメリットがあります。このように体だけでなく精神的にも健康でいられることができれば、結果的に寿命の延長にもつながります。
避妊去勢手術のメリット
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望まない繁殖を避けられる
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病気にかかるリスクを軽減できる
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発情に伴うストレスを軽減できる
Prevent
避妊去勢手術で防げること
メス
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子宮蓄膿症子宮内部に膿が溜まってしまう子宮蓄膿症。陰部からの排膿があれば気が付きやすいのですが、排膿が見られないケースの場合、気が付くのが遅れるケースが多く見られます。子宮蓄膿症を発症してからの子宮卵巣摘出手術では、体への負担が大変大きく、さらに手術が成功しても、体内に残留している細菌毒素等による多臓器不全などにより、術後命を落とすケースもあります。避妊手術は、そのほか子宮に液体が溜まる子宮水腫や子宮の平滑筋腫など、子宮の病気を予防するために有効と考えます。
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乳腺腫瘍犬では、初回発情前の手術であれば、避妊手術後の乳腺腫瘍の発生を0.05%、発情を2回以上経験した場合は26%に抑えることができます(当院所蔵の文献より)。また、発生した乳腺腫瘍のうち、犬では50%、猫では80%が悪性腫瘍という報告もあります。さらに、手術後は再発の確認も定期的に必要となります。
このように過去の文献から、遅くとも2回目の発情が起こる前に手術を受けることで、特に予防的効果があるといえるでしょう。
オス
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精巣腫瘍犬、猫とも発生率は高くありませんが、精巣が陰嚢の中に降りてきていない場合(潜在精巣)、その発生率は通常よりも10倍高いとの報告もあります。良性腫瘍が多いのですが、精巣腫瘍の中でも特に「セルトリ細胞腫」の場合は他臓器に転移が見られたり、ホルモンの過剰分泌により貧血を誘発したりすることがあり、命に関わることもあります。 精巣の発育も含めて、発育期には早期にご相談いただければと思います。
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過度なマーキングなどの「問題行動」動物の問題行動とは、主に異常な行動や過剰な行動を指すことが多いのですが、動物本来の「正常な行動」であっても、人にとって好ましくない場合は「問題行動」になってしまいます。
問題行動としてよく言われるのが、マーキング、鳴き声、威嚇(咬む)などの行動です。
例えば、マーキングは自分の縄張りの誇示や異性の気を引くためなどと言われています。そのため、特に猫では去勢手術をすることで性ホルモンの関与が減り、外のメス猫へ求愛する必要性が減るため、マーキングや外に出たがるなどの行動が減る可能性が考えられます。
「問題行動」も含め、行動様式は動物種や過去の学習、遺伝により形成される部分もあり、去勢手術により必ず解決できるわけではありません。しかし、行動の修正(しつけ)や環境の整備の他、去勢手術を行うことは、性ホルモンからくる動物の不要なストレスを少しでも減らすことができると考えられます。
Feature
当院の避妊去勢手術の特徴
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手術は事前準備が大切麻酔はどなたにとっても不安なもの。当院では、麻酔処置についてできるだけ安心していただきたいと思っています。そのため、血液検査やレントゲン検査など、必要に応じた手術前検査を行ったうえで手術に臨んでいます。
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痛いのはいやだ!痛みのコントロールを動物に対するストレスはできるだけ減らす。この思いから、一番不快に感じる「痛み」のコントロールに力を入れています。麻酔薬の他、術後の痛みを抑えるため、複数の鎮痛効果のある薬剤を使用したり、切開部位により局所麻酔を併用したりします。痛みのピークである術後24時間をなるべくカバーするよう、工夫しています。
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手術中の安全確認当院の避妊・去勢手術は、病気の手術をするときと同じように、体の反応を適宜確認できる「生体モニター」を使用して手術を行います。心拍や血液中の酸素濃度の低下など、命に関わるサインを見逃さないよう、監視しています。健康体に行う手術であるからこそ、細心の注意を払って手術を行っています。
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避妊手術について当院の避妊手術は「子宮」と「卵巣」を「摘出」する手術です。避妊のみの目的であれば子宮または卵巣「のみ」の摘出手術などもありますが、手術により予防できる病気もあるため、当院では子宮・卵巣双方を原則摘出します。
麻酔について
当院では、動物に極力負担をかけず、「痛みの少ない治療」を実施しております。
1.原則吸入麻酔で実施
- 急な呼吸不全が起こっても、対応できる麻酔方法
- 病気に対する手術と同じような方式
- 注射麻酔と比較して微調整がしやすい、麻酔をかけるときと覚ますときがスムーズ
- 内臓への負担が少ない麻酔方法
- 極力痛みを感じないように配慮
2.複数の鎮痛剤や局所麻酔も適切に併用
3.適切な保温を行うことで、痛みを緩和します
Method of treatment
当院の避妊去勢の流れ
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01受付・問診避妊・去勢手術は予約制となります。まずは手術前検査を行いますので、WEB予約からご予約をお取りください。
また当院を受診されたことのない方は、「初診の方」から診察をご予約いただき、手術の流れや動物さんの状態についてご不明な点がなければ、検査に移ります。 -
02検査全身の身体検査のほか、オスであれば精巣の状態、メスであれば陰部や乳腺の状態を確認いたします。また麻酔によるリスクを最小限に抑え、より安全に手術を行うため、血液検査やレントゲン検査など、年齢や体調に応じた手術前検査をさせていただきます。
検査に異常がなければ、手術日のご予約を受付でお取りします。 -
03手術手術当日は、12時間前時から絶食していただき、当日はご予約の時間まで にご来院ください。術前検査の結果に基づいて全身麻酔をかけ、手術を行います。
基本的にオス、メスとも日帰りを予定していますが、手術後の覚醒状態により1泊2日のお預かりとなることがあります。
帰宅後は安静にしてください。 -
04手術結果の説明・治療方針のご案内手術で摘出した精巣や子宮・卵巣の状態など、目視上の異常がないかご案内します。また手術後の流れについてご説明いたします。
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05会計・次回予約お会計後をお済になりましたら、約1週間後に手術後の体調チェックと消毒を行いますのでWEBより診察のご予約をお取りください。手術後の診察時に抜糸の予定をご案内します。体調にご不安のある方は、途中でのご来院も可能ですので、同様に診察のご予約をお取りください。