病院ブログ
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こんにちは。三鷹・武蔵境エリアのかえで動物病院です。
犬の毛は、日常的に少しずつ抜けています。
また、春や秋などの換毛期には、抜け毛が一時的に増えることがあります。
一方で、毛が抜けて皮膚が見えている、左右対称に毛が薄くなっている、かゆみや赤みを伴う場合は、皮膚病やホルモンの病気が関係している可能性があります。
正常な抜け毛と病気による脱毛の違い
換毛期による抜け毛では、全身から比較的均等に毛が抜けることが多く、皮膚の赤みや強いかゆみは通常見られません。
病気による脱毛では、次のような特徴が見られることがあります。
・一部分だけ毛が抜けている
・円形に毛が抜けている
・左右対称に毛が薄くなっている
・皮膚が赤い
・フケやかさぶたがある
・皮膚がベタつく、におう
・犬がしきりにかく、なめる
・皮膚が黒ずんでいる
・一度抜けた毛が生えてこない
犬の抜け毛が増える主な原因
換毛期
ダブルコートの犬種では、気温や日照時間の変化に伴い、春や秋に抜け毛が増えます。
室内で生活する犬では、冷暖房や照明の影響によって、一年を通して毛が抜けることもあります。
アレルギー性皮膚炎
食物、花粉、ハウスダスト、ダニなどに対するアレルギーによって、かゆみや皮膚炎が起こります。
犬がかいたり、なめたりすることで毛が抜ける場合があります。
細菌やマラセチアの感染
皮膚で細菌やマラセチアと呼ばれる酵母が増えると、赤み、フケ、におい、かゆみ、脱毛などが起こります。
ノミやダニ
ノミアレルギー、疥癬、ニキビダニ症などによって、強いかゆみや脱毛が起こることがあります。
皮膚糸状菌症
真菌による感染症で、円形の脱毛やフケが見られることがあります。
人やほかの動物へ感染する可能性もあります。
ホルモンの病気
甲状腺機能低下症やクッシング症候群などでは、かゆみが少ないまま、左右対称の脱毛が起こることがあります。
摩擦や圧迫
首輪、ハーネス、洋服などの摩擦や、同じ姿勢で寝ることによって、部分的に毛が薄くなる場合があります。
早めに受診した方がよい症状
・毛がまとまって抜ける
・脱毛範囲が広がっている
・強いかゆみがある
・皮膚が赤い、腫れている
・膿や血が出ている
・悪臭やベタつきがある
・元気や食欲の低下を伴う
・水を飲む量や尿量が増えている
・体重が急に増減している
・家族やほかの動物にも皮膚症状がある
動物病院で行う検査
犬の抜け毛では、脱毛の場所や皮膚の状態を確認し、次のような検査を行います。
・皮膚スタンプ検査
・皮膚掻爬検査
・被毛検査
・真菌検査
・細菌培養検査
・血液検査
・ホルモン検査
・食事内容や生活環境の確認
・必要に応じた皮膚生検
皮膚病は見た目が似ていることが多いため、問診と身体検査、皮膚検査を組み合わせて原因を絞り込みます。
犬の抜け毛の治療
原因に応じて、次のような治療を行います。
・寄生虫の駆除
・細菌や真菌への治療
・薬用シャンプーや保湿剤
・アレルギー症状の管理
・食事療法
・ホルモン疾患の治療
・首輪やハーネス、生活環境の見直し
かゆみだけを抑えても、感染や基礎疾患が残っていると再発することがあります。
ご自宅でできること
・脱毛部分の写真を撮る
・抜け始めた時期を記録する
・かゆみの有無を確認する
・フードやシャンプーの変更を記録する
・ノミ・ダニ予防の実施状況を確認する
・ブラッシングで皮膚の状態を確認する
人間用の育毛剤、軟膏、シャンプーなどは使用しないでください。
よくある質問
Q.換毛期の抜け毛はどのくらい続きますか?
A.犬種や生活環境によって異なります。
皮膚が見えるほど抜ける場合や、数か月続く場合は診察をおすすめします。
Q.抜け毛が多いのはフードが合っていないからですか?
A.食物アレルギーや栄養状態が関係することもありますが、感染症や寄生虫など、ほかの原因も考えられます。
Q.かゆみがなければ病気ではありませんか?
A.ホルモン疾患などでは、かゆみが少ないまま脱毛することがあります。
左右対称の脱毛や皮膚の黒ずみがある場合は受診してください。
まとめ
犬の抜け毛は換毛期に増えることがありますが、部分的な脱毛、かゆみ、赤み、フケなどを伴う場合は、皮膚病やホルモン疾患の可能性があります。
脱毛の見た目だけでは原因を判断できないため、長引く場合や範囲が広がる場合は、皮膚検査を受けることが大切です。 三鷹市・武蔵境周辺で愛犬の抜け毛や脱毛が気になる方は、かえで動物病院までご相談ください。
