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2025.8.8
【獣医師が解説】犬の血尿は病気のサイン?考えられる原因と受診の目安|三鷹市のかえで動物病院

三鷹市、調布市や府中市、小金井市、西東京市、武蔵野市にお住まいの皆様、こんにちは。
三鷹市の深大寺にある「かえで動物病院」院長の柳田です。

「おしっこに血が混じってる気がする…」「ピンク色のおしっこが出たけど大丈夫かな…」
そんな不安を抱えて来院される飼い主さまが増えています。

犬の血尿は、泌尿器系の異常を示すサインかもしれません。
今回は、犬の血尿の原因や受診の目安、治療法について詳しくお伝えします。

症状|どんな血尿に注意すべき?

血尿には次のようなパターンがあります。

おしっこの色がピンク色、赤、茶色に変化

・トイレの回数が増える

・おしっこをするときに痛がる、鳴く

・いつもより少量しか出ない

・まったくおしっこが出ない

血の混じり方や尿の量・回数・色も重要な観察ポイントです。

原因|犬の血尿の主な原因とは?

血尿にはさまざまな原因が考えられます。代表的な原因を見てみましょう。

1.膀胱炎(細菌性・特発性)

よく見られる原因です。
細菌感染により膀胱が炎症を起こし、粘膜が傷つくことで出血します。また、細菌や結石などの原因がみられず、原因がはっきりしない膀胱炎を特発性膀胱炎と呼びます。ストレスなど、体の不調が関与していることもあります。

2.尿路結石(膀胱・尿道)

結石が膀胱や尿道を傷つけ、血尿や排尿困難を引き起こします。
特にオス犬の場合は尿道閉塞に注意が必要です。

3.腫瘍(膀胱腫瘍など)

高齢犬で増えており、進行すると血尿や排尿障害が見られます。

4.発情による出血(メス犬のヒート)

ヒート(発情出血)を血尿と勘違いされることもあります。
出血部位や時期を確認することで見分けがつくことがあります。

5.外傷・異物・腎臓の病気

交通事故や転倒による腎出血や、重度の腎炎なども原因となります。

動物病院に行くべき目安

以下のような症状が見られたら、早めに動物病院を受診してください。

・何度もトイレに行くのに尿が少量しか出ない

血尿が2日以上続く、もしくは断続的に血尿がある

元気や食欲がない

・尿がまったく出なくなった(特にオス犬は緊急の場合アリ

・排尿時に痛そうにしている

治療方法

原因に応じて以下のような治療を行います。

・膀胱炎:抗生物質や止血剤の投与、点滴、尿のpHコントロール

・結石:食事療法、内科治療、外科手術

・腫瘍:内科的サポート、外科手術、専門医紹介による追加検査や治療

・ヒート:避妊手術の検討

・外傷・腎疾患:入院管理や点滴、精密検査が必要になることもあります

症状に合わせて、これらの治療を組み合わせて行うこともあります。

かえで動物病院での治療

当院では、血尿の原因を正確に突き止めるために、以下の検査を実施します。

尿検査(血液、蛋白、比重、pH、結晶の有無など)

超音波検査で膀胱や腎臓の断面をチェック

エックス線検査で結石や膀胱、腎臓の形態を確認

・必要に応じて血液検査抗生物質の感受性検査を実施

飼い主さまにわかりやすく説明し、納得いただける治療方針をご提案いたします。

ご自宅での予防・対策

定期的に水分摂取を促す(ウェットフード・水飲み場の工夫)

・トイレの我慢をさせない(散歩・トイレ環境の見直し)

・食事を尿ケア用の療法食に切り替える

・定期的な尿検査・健康診断を受ける

・室内の環境やストレスケアも忘れずに

Q&A|よくあるご質問

 Q. 血尿が1回だけ出たけど、病院に行った方がいいですか?
A. 血尿が1回で治まっても、膀胱や腎臓のトラブルが隠れていることも。念のため受診をおすすめします。

 Q. おしっこが出ていないかもしれないけど様子を見ても大丈夫?
A. 尿閉(尿が出ない状態)は命に関わる緊急事態です。すぐに動物病院を受診してください

まとめ

犬の血尿は見逃してはいけない体からのサインです。
膀胱炎や結石のほか、命に関わる病気が潜んでいることもあります。

「うちの子、いつもと違うかも」と感じたら、
三鷹市のかえで動物病院までお気軽にご相談ください。
早期発見・早期治療で、大切な家族の健康を守りましょう。