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2025.10.30
【獣医師が解説】犬の咳|原因・治療・ご家庭での対処法

三鷹市、調布市や府中市、小金井市、西東京市、武蔵野市にお住まいの皆様、こんにちは。
三鷹市の深大寺にある「かえで動物病院」院長の柳田です。

犬の「咳」は一時的なものもあれば、心臓や気管の病気が隠れていることもあります。
「散歩のときに苦しそうに咳をする」「夜になると咳が多い」など、症状の出方によって原因はさまざまです。
今回は犬の咳について、原因・治療・ご家庭での注意点を詳しく解説いたします。


犬の咳とは?

咳は気道(喉・気管・気管支)に刺激が加わった際に、異物や分泌物を排出しようとして起こる反射です。
しかし、慢性的に続く咳や、発作的に強い咳が出る場合には病気が関係していることがあります。


犬の咳の症状

・乾いたコンコンとした咳

・痰がからんだような湿った咳

・夜間や安静時に多く出る咳

・運動後や興奮時に出る咳

・吐きそうに見える咳


犬の咳の主な原因

咳の原因には、呼吸器だけでなく心臓の病気も関わることがあります。

・気管支炎(細菌・ウイルス感染、アレルギーなど)

・ケンネルコフ(犬の伝染性呼吸器疾患)

・気管虚脱(小型犬に多く、気管が潰れる病気)

・肺炎

・心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など) → 心臓が大きくなり気管を圧迫

・異物の誤飲・誤嚥

・腫瘍(気管・肺にできた場合)


動物病院に行くべき目安

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

・咳が数日以上続いている

・呼吸が苦しそう

・咳と同時にチアノーゼ(舌や歯茎が紫色)が出る

・運動時や夜間に咳が悪化する

子犬や高齢犬で咳が出ている


犬の咳の治療法

治療は原因に応じて行われます。

・細菌感染 → 抗生物質

・ウイルス性呼吸器疾患 → 抗ウイルス薬・対症療法(咳止め・点滴)

・気管虚脱 → 咳止め・気管支拡張薬、重度では外科手術

・心臓病 → 心臓の負担を軽減する薬(強心薬・利尿薬など)

・肺炎 → 抗生物質、酸素療法


かえで動物病院での治療

当院では、聴診・レントゲン検査・血液検査・超音波検査などを組み合わせ、咳の原因を詳しく調べます。
心臓病の早期発見や、気管虚脱の診断にも対応しています。
三鷹市・調布市・府中市など近隣地域からも咳のご相談を多くいただいていますので、気になる症状があればご来院ください。


ご自宅での対処法

喫煙環境を避ける(副流煙が刺激になる)

・散歩中の首輪をやめて、ハーネスを使用する

・室内の乾燥を防ぐ(加湿器の活用)

興奮させすぎないように配慮する

・無理に市販薬を使用しない(病院で診察を)


犬の咳の予防

・定期的なワクチン接種(ケンネルコフなどの予防)

・適切な体重管理(肥満は心臓や呼吸器に負担)

・定期健診で心臓病や呼吸器疾患の早期発見

・異物の誤食防止


よくある質問

Q. 「咳」と「えずき」の違いはどう見分けますか?
→ 咳は「コンコン」と喉から音が出ることが多く、えずきは腹部の動きが目立ちます。動画を撮影すると診断に役立ちます。

Q. 老犬の咳は加齢のせいですか?
→ 加齢だけでなく心臓病の可能性もあるため、検査をおすすめします。

Q. 咳止めシロップを飲ませても大丈夫ですか?
→ 人用の薬は危険です。必ず獣医師に相談してください。


まとめ

犬の咳は一時的なこともありますが、心臓病や気管虚脱など命に関わる病気のサインであることもあります。
特に長引く咳や夜間に強く出る咳は注意が必要です。
かえで動物病院では、三鷹市を中心に調布市・府中市・小金井市・西東京市・武蔵野市からも多くのご相談をいただいております。
愛犬の咳が気になる場合は、ぜひ一度ご相談ください。