
病院ブログ
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三鷹市、調布市や府中市、小金井市、西東京市、武蔵野市にお住まいの皆様、こんにちは。三鷹市の深大寺にある「かえで動物病院」院長の柳田です。
犬の予防についてお困りの方、当院にご相談ください。
・子犬を迎えたが、どんな予防が必要か知りたい
・ワクチンの接種スケジュールを決めてほしい
・ワクチンの副反応が心配
・蚊から感染するフィラリア症、予防時期を知りたい
・ノミやマダニが引き起こす病気を予防したい
・動物から人にうつる病気の予防をしたい
必要な予防は犬の飼育環境によっても変わります。当院では様々な犬の疾患の予防を実施しておりますので、予防についてお悩みの方はご相談ください。
- 犬の予防がなぜ大切か?健康を守るための予防の役割
犬の定期的な予防は病気のリスクを減らし、長寿をサポートする重要な要素となります。定期的な予防接種は、感染症から犬を守り、健康の維持に役立ちます。定期的な健康チェックは病気の早期発見や適切な体調管理につながります。このように予防処置は犬の生活の質を向上させ、飼い主様の衛生環境の向上にも役立ちます。
- 犬にとって重症化しやすい病気と主な予防法
犬がかかる病気のうち、感染すると命にかかわることの多い狂犬病、ジステンパー、パルボウイルス感染症、レプトスピラ症など病気や、感染が蔓延しやすいケンネルコフなどの感染症は予防接種で予防することが大切です。また、フィラリア症、ノミ・ダニによる寄生虫疾患は予防薬を投薬することで、これら寄生虫からうつされる感染症を予防することができます。予防方法は、ワクチン接種、予防薬の投薬により行います。
- 犬に必要な予防ケア一覧
①ワクチン接種のスケジュールと種類
【混合ワクチン】
初年度:生後2日月齢より開始し、約1か月ごとに3回接種を推奨しています。
次年度以降:年に一度の接種をしてください。
【狂犬病狂犬病】
初年度:生後90日を過ぎた子犬、もしくは譲渡されてから90日を経過した当年度未接種の犬は接種してください。
翌年度:年に一度、4月から6月までの間の接種が狂犬病予防法に定められています。
【ワクチンの抗体価検査について】
ワクチン効果の継続を確認するために抗体価検査をご希望されるケースがあります。ワクチン接種をしたけど、ちゃんと抗体価が上がっているか、以前接種したワクチンの効力がまだ継続しているかを確認することができます。このようなお悩みをお持ちの場合、当院でも取り扱いがありますので、ご希望の方はお申し出ください。
抗体価検査は、採血時の抗体価を測定するものです。そのため、今後の抗体価持続期間を確認することはできません(その時点での検査が必要です)。またレプトスピラなど、免疫持続期間の比較的短い感染症もあります。そのため接種をするか、現時点での抗体価確認を行うかは、飼い主様のご希望も踏まえてお伝えできればと考えています。
②フィラリア予防薬やノミ・マダニの予防法
【フィラリア予防】
当院で取り扱っているフィラリア予防薬は内服薬となります。当院では4月から開始し、12月までの予防を推奨しています。フィラリアの寄生サイクル上、特に晩秋の予防は重要です。次に述べますが、ノミやマダニの予防も兼ねた薬もございます。
【ノミ、マダニの予防】
滴下式が主な薬です。またフィラリア予防も兼ねた合剤もあり、内服薬のため、1粒の投与で主要な予防をカバーできるため、飼い主様の一番人気となっています。
③消化管内寄生虫
回虫や鞭虫といった、消化管内寄生虫は衛生上望ましいものとは言えません。当院で主に処方するフィラリア予防薬は、原則これら寄生虫の予防もすることができます。消化管内寄生虫がご心配の方は、便を持参のうえ、受診してください。
④定期的な健康診断の重要性
犬の定期的な健康診断は、病気の早期発見や予防に不可欠です。血液検査や画像診断等により、症状が現れる前に異常を見つけることで、適切な治療やコントロールにつながります。当院では、春の予防シーズンや秋の健康診断シーズンに合わせた健康診断コースをご用意しています。ワンちゃんの年齢や体調に合わせてお選びいただけます。
- 犬の予防にかかる費用の目安
予防にかかる費用の具体例(ワクチン接種費用、予防薬の費用など)
①主な予防接種
狂犬病予防接種:3,200円
混合ワクチン:6,600円~(種類による)
ほかに所定の診察料がかかります。
②内服・外用薬による予防
ノミ・マダニ予防(フォートレオン):4,456円(3か月分入り)~
フィラリア予防(イベルメックチュアブル):1,100円~
フィラリア・ノミ・マダニ予防(ネクスガードスペクトラ):2,640円~
ほかに、所定の診察料やフィラリア予防の場合は血液検査が別途必要です。また薬剤料は体重により変わりますので、詳しくは受診の際にお尋ねください。
- 日常生活でできる犬の健康管理
①適切な食事と運動による免疫力強化を心掛けよう!
栄養バランスの取れた食事と適度な運動は、犬の免疫力を強化し、病気を予防します。良質なタンパク質やビタミンを含む食事と、適度な運動を習慣づけることが健康維持につながります。
②清潔な生活環境で過ごそう!
犬の健康維持には清潔な生活環境が重要です。寝床や食器を定期的に洗浄し、室内を換気・掃除して衛生を保ちましょう。ノミ・ダニ対策やシャンプーも有効です。
③飼い主が日々行える健康管理の工夫を!
犬の健康管理には、毎日の体調チェックや適切な食事、運動が重要です。被毛や皮膚の状態を確認し、歯磨きやブラッシングを習慣化することで、病気の予防につながります。
- 犬の予防に関するよくある質問
Q1. 犬のワクチン接種はなぜ必要ですか?
- 感染症を予防し、重症化を防ぐために必要です。集団免疫を高めることで、病気の流行を抑える役割もあります。
Q2. フィラリア予防はいつから始めるべきですか?
- 生後2か月頃から予防を開始し、蚊の活動期間中は毎月継続することが推奨されます。
Q3. ノミ・ダニ予防は必要ですか?
- はい。ノミ・ダニは皮膚病や感染症を引き起こすため、定期的な駆除薬の使用が推奨されます。
Q4. 健康診断はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
- 年に1~2回の定期健康診断が理想です。高齢犬はより頻繁なチェックが推奨されます。
Q5. 予防接種を受けた後の注意点は?
- 接種後は安静にし、副反応(発熱・食欲不振など)がないか注意しましょう。異常があればすぐに獣医に相談してください。
Q6. 予防薬を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
- できるだけ早く投与し、次回のスケジュールを獣医と相談の上、調整してください。
Q7. 室内で飼っている犬でも予防は必要ですか?
- はい、必要です。室内飼育でもウイルスや細菌は外から持ち込まれる可能性があり、ノミやダニも人の服や靴を介して侵入することがあります。また、フィラリアは蚊を媒介するため、室内でも感染リスクがあります。定期的なワクチン接種や予防薬の使用は、愛犬の健康を守るために欠かせません。
- 当院で提供する予防ケアサービスのご案内
犬の予防スケジュールや健康診断のないようについては、何をすればよいのか迷うものです。当院では、ワンちゃんの飼育環境やおうちに迎え入れた時期などを考慮し、ワクチン接種、フィラリア・ノミ・ダニ予防、健康診断の時期をご案内します。個々の健康状態に応じたアドバイスを提供し、愛犬の長寿と健康をサポートします。
