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2026.2.7
【獣医師が解説】犬の涙が多い・涙やけ|原因・治療・ご家庭でのケア方法

三鷹市、調布市や府中市、小金井市、西東京市、武蔵野市にお住まいの皆様、こんにちは。
三鷹市の深大寺にある「かえで動物病院」院長の柳田です。

「目の下がいつも濡れている」「涙やけが目立つ」「片目だけ涙が多い」など、
犬の“涙”に関するお悩みはとても多いご相談の一つです。
涙は目を守る大切な働きをしていますが、過剰に出る場合は目や鼻のトラブルが隠れていることもあります。

今回は、犬の涙や涙やけについて、原因・治療・予防法まで獣医師の立場から詳しく解説します。


犬の涙とは?

涙は、目の表面を保湿し、異物や細菌から守る役割を持っています。
通常は「涙点」という小さな穴から鼻に抜けていきますが、何らかの原因でこの流れが悪くなると、涙が目の縁からあふれ出てしまいます。
その結果、目の下が赤茶色に変色する「涙やけ」が起こります。


犬の涙やけ・流涙の症状

・目の下が常に濡れている

・被毛が赤茶色に変色している(涙やけ)

・目のまわりの皮膚がただれている

・片目だけ涙が多い

・目をこすろうとする

・目やにが増えている

これらの症状が見られる場合は、目・鼻・まぶたなどの異常が関係している可能性があります。


犬の涙が多い原因

1. 先天的な鼻涙管の異常

鼻涙管(涙の通り道)が細い、あるいは詰まりやすい犬種(トイプードル、マルチーズ、シーズーなど)に多く見られます。

2. アレルギーや刺激物

花粉・ハウスダスト・香料・シャンプーなどに反応して、涙が過剰に出ることがあります。

3. 異物の混入

まつげ・ホコリ・砂などが目に入ると、異物を洗い流そうとして涙が増えます。

4. 逆さまつげ(睫毛乱生)

まつげが内側に向かって生えることで角膜を刺激し、涙が多くなります。

5. 角膜炎・結膜炎

目の表面に炎症が起きると、保護反応で涙が増えます。目やにや赤みを伴うことが多いです。

6. 鼻涙管閉塞

涙の排出口である鼻涙管が詰まり、涙が外にあふれ出てしまう状態です。片側だけに起きることもあります。

7. まぶたの形の異常

目の構造上、涙がこぼれやすい犬種(シーズー・パグ・チワワなど)もいます。


動物病院に行くべき目安

・涙が常に出ている

・片目だけ涙が多い

・目やにや充血を伴っている

・涙やけが悪化している

・症状が数日以上続いている

涙の原因は外見だけでは分かりにくく、放置すると角膜炎や皮膚炎に進行することもあります。


犬の涙の治療法

原因に応じて、以下のような治療を行います。

・アレルギー・炎症:抗炎症薬・抗アレルギー薬・点眼薬

・異物・逆さまつげ:異物除去・まつげ処置

・鼻涙管閉塞:鼻涙管洗浄で詰まりを解消

・角膜炎・結膜炎:抗生物質・点眼薬・保護用カラーの装着

・構造的異常:必要に応じて外科的矯正

涙の状態や原因を正確に判断するため、眼科検査(蛍光染色・涙量検査・眼圧測定)を行います。


かえで動物病院での治療

当院では、涙の量や流れ方を詳細にチェックし、原因に合わせた治療を行っています。
軽度であれば点眼治療や鼻涙管洗浄、重度の場合は外科的処置まで対応可能です。

また、涙やけがひどい場合には皮膚炎を併発していることも多いため、
スキンケアやアレルギー対策など、トータルでサポートしています。

三鷹市を中心に、調布市・府中市・小金井市・西東京市・武蔵野市など近隣地域からも涙やけ・目のトラブルのご相談をいただいております。


ご自宅でできるケア

・清潔なガーゼやコットンで目のまわりをやさしく拭く

・涙やけ部分はぬるま湯で湿らせてケア

・低刺激のドッグフードやおやつを選ぶ

・目のまわりの毛を短く整える

・シャンプーが目に入らないよう注意

・室内のホコリ・花粉対策を行う

※ 人間用の目薬は絶対に使用しないようにしてください。


涙やけを予防するために

・定期的な目のチェックとトリミング

・アレルギー体質の犬は食事管理を見直す

・適度な湿度(40〜60%)で環境を整える

・定期的な健康診断で早期発見


よくある質問

Q. 涙やけは治りますか?
→ 原因を特定し、治療を行うことで改善できます。根本原因(鼻涙管閉塞・アレルギーなど)を治すことが重要です。

Q. 片方だけ涙が多いのはなぜですか?
→ 異物や鼻涙管閉塞など、片側性のトラブルが疑われます。早めの検査をおすすめします。

Q. 涙やけケア用品を使ってもいいですか?
→ 一時的な清潔維持には有効ですが、根本的な改善には動物病院での診断が必要です。


まとめ

犬の涙が多い、涙やけがある場合は、目・鼻・まぶた・口腔の異常やアレルギーが関係していることが多いです。
見た目の問題だけでなく、放置すると炎症や感染を起こすこともあります。

かえで動物病院では、涙やけの原因を一つひとつ丁寧に調べ、
点眼治療・鼻涙管洗浄・スキンケアまで総合的に対応しています。
三鷹市を中心に、調布市・府中市・小金井市・西東京市・武蔵野市の皆様も、ぜひ一度ご相談ください。