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2026.9.18
犬の椎間板ヘルニアの初期症状は?歩けないときの受診目安と治療

こんにちは。三鷹・武蔵境エリアのかえで動物病院です。

「急に抱っこを嫌がるようになった」
「背中を丸めて動かない」
「後ろ足がふらついている」
「突然歩けなくなった」

このような症状がある場合、椎間板ヘルニアによって脊髄や神経が圧迫されている可能性があります。

椎間板ヘルニアは、症状が軽い段階では痛みだけの場合もありますが、進行すると足の麻痺や排尿障害が起こります。

犬の椎間板ヘルニアとは?

背骨と背骨の間には、衝撃を吸収する「椎間板」があります。

椎間板が変性し、その一部が飛び出したり膨らんだりすると、近くにある脊髄や神経を圧迫します。

これが椎間板ヘルニアです。

首に起こる場合と、胸から腰にかけて起こる場合があります。

犬の椎間板ヘルニアで見られる症状

初期症状

・抱っこを嫌がる
・背中や首を触ると痛がる
・段差や階段を嫌がる
・ソファやベッドへ飛び乗らなくなる
・背中を丸める
・首を動かさず、下を向いたままになる
・震える
・動きがゆっくりになる
・食器の位置まで首を下げられない

進行した場合の症状

・足がふらつく
・足先を引きずる
・爪の上側がすり減る
・立ち上がれない
・歩けない
・足の感覚が低下する
・尿や便を自力で出せない
・排尿や排便を漏らす

すぐに受診した方がよい症状

・突然歩けなくなった
・足を引きずっている
・立ち上がれない
・強い痛みで鳴き続けている
・尿が出ない
・急速に症状が悪化している
・首を動かせない
・呼吸が苦しそうにしている

神経症状は、時間の経過とともに進行することがあります。

歩けない場合や排尿障害がある場合は、緊急性の高い状態です。

椎間板ヘルニアになりやすい犬

ダックスフンド、コーギー、フレンチブルドッグ、ビーグル、シーズー、ペキニーズなどでは、比較的若い年齢から椎間板が変性することがあります。

ただし、犬種や年齢にかかわらず発症する可能性があります。

動物病院で行う検査

・歩行状態の確認
・神経学的検査
・痛みや反射の確認
・レントゲン検査
・血液検査
・必要に応じたCT・MRI検査(紹介となります)

レントゲン検査では、骨折や骨の異常などを確認できます。

椎間板による脊髄圧迫を詳しく確認するために、CTやMRI検査が必要になる場合があります。

犬の椎間板ヘルニアの治療

内科治療

痛みのみ、または神経症状が軽度の場合は、安静と薬による治療を行うことがあります。

治療で特に重要なのは、運動を控えることです。

症状が軽くなったように見えても、自己判断で散歩や運動を再開すると、再発や悪化につながる可能性があります。

外科手術

歩けない、神経症状が進行している、強い痛みが続く、内科治療で改善しない場合などは、脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除く手術を検討します。

必要に応じて、神経科や外科の二次診療施設をご案内します。

ご自宅で注意すること

・歩かせず、安静にする
・抱き上げる際は胸と腰を支える
・階段や段差を使用させない
・ソファから飛び降りさせない
・マッサージやストレッチをしない
・人間用の鎮痛薬を使用しない
・無理に排尿させようとしない

移動時は、背骨が大きく曲がらないように注意してください。

椎間板ヘルニアの予防

・適正体重を維持する
・滑りにくい床にする
・階段や段差を減らす
・ソファにスロープを設置する
・急なジャンプを避ける
・首輪ではなくハーネスを検討する
・爪や足裏の毛を整える

完全に予防することはできませんが、背骨への負担を減らすことが大切です。

よくある質問

Q.痛みが治まれば散歩へ行ってもよいですか?

A.自己判断での運動再開は避けてください。

神経の状態を確認し、獣医師の指示に従って徐々に再開します。

Q.マッサージは効果がありますか?

A.急性期のマッサージやストレッチは、症状を悪化させる可能性があります。

診断前には行わないでください。

Q.椎間板ヘルニアは必ず手術が必要ですか?

A.軽度の場合は、内科治療で改善することもあります。

歩行状態、痛み、神経症状の程度によって判断します。

まとめ

犬の椎間板ヘルニアでは、抱っこを嫌がる、背中を丸めるといった症状から、歩行困難や排尿障害といった重度の障害まで起こります。

特に、歩けない、足を引きずる、尿が出ない場合は、速やかな診察が必要です。 三鷹市・武蔵境周辺で愛犬の腰痛、首の痛み、歩行異常が気になる方は、かえで動物病院までご相談ください。