病院ブログ
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こんにちは。三鷹・武蔵境エリアのかえで動物病院です。
「水をあまり飲まない」
「嘔吐や下痢が続いている」
「元気がなく、ぐったりしている」
このような場合、犬が脱水状態になっている可能性があります。
脱水とは、体内の水分や電解質が失われ、必要な量を保てなくなった状態です。軽度では見た目だけで判断しにくいこともありますが、進行すると血液循環や臓器の働きに影響し、命に関わる場合があります。
犬に見られる主な脱水症状
犬が脱水している場合、次のような変化が見られることがあります。
・元気がなく、動きたがらない
・食欲が低下している
・口の中や歯ぐきが乾燥している
・唾液に粘り気がある
・目が落ちくぼんで見える
・尿の量や回数が少ない
・呼吸や心拍が速い
・皮膚をつまんだ後、戻るまで時間がかかる
・ふらつく
・ぐったりして立てない
ただし、皮膚の戻り方は、年齢や肥満の有無、皮膚の状態などによっても変わります。ご自宅での確認だけで、脱水の程度を正確に判断することは困難です。
犬が脱水する主な原因
嘔吐や下痢
嘔吐や下痢を繰り返すと、水分と電解質が体外へ失われます。
特に子犬や小型犬、高齢犬では、短時間で脱水が進むことがあります。
水分を十分に摂取できていない
体調不良、吐き気、口の中の痛み、環境の変化などによって、水を飲む量が減ることがあります。
発熱や感染症
発熱や呼吸数の増加によって体内の水分が失われ、脱水が進むことがあります。
熱中症
暑い環境で体温が上昇すると、激しい呼吸や大量のよだれによって水分が失われます。
腎臓病や糖尿病
腎臓病や糖尿病では、尿量が増えることで脱水しやすくなる場合があります。
水をたくさん飲んでいても、尿として多くの水分が失われ、体内では脱水が進んでいることがあります。
すぐに受診した方がよい症状
次のような症状がある場合は、早めに動物病院を受診してください。
・水を飲んでも吐いてしまう
・嘔吐や下痢を繰り返している
・血便や血の混じった嘔吐がある
・ぐったりして立てない
・呼びかけへの反応が鈍い
・尿がほとんど出ていない
・暑い環境にいた後から体調が悪い
・呼吸が速い、苦しそうにしている
・子犬、高齢犬、持病のある犬である
脱水が軽度に見えても、背景にある病気の治療が必要な場合があります。
動物病院で行う検査
犬の脱水が疑われる場合は、次のような検査を行います。
・体温、心拍、呼吸状態の確認
・口の中や皮膚の状態の確認
・血液検査
・電解質検査
・腎臓や肝臓の数値の確認
・尿検査
・レントゲン検査
・超音波検査
脱水の程度だけでなく、嘔吐や下痢、発熱などを起こしている原因を調べます。
犬の脱水に対する治療
軽度の脱水では、皮下点滴などによって水分を補給することがあります。
中等度以上の脱水や、嘔吐が続いて水を飲めない場合には、静脈点滴などによる治療が必要です。
水分だけでなく、電解質や血糖値、腎機能などを確認しながら治療を行います。
ご自宅で注意すること
・無理に大量の水を飲ませない
・スポーツドリンクを自己判断で与えない
・人間用の薬を飲ませない
・嘔吐している犬へ無理に食事を与えない
・水を飲んだ量や尿量を記録する
一度に大量の水を飲ませると、再び吐いてしまうことがあります。
水分の与え方については、犬の状態に応じて動物病院へご相談ください。
よくある質問
Q.犬の歯ぐきが乾いていたら脱水ですか?
A.脱水の可能性はありますが、緊張や口呼吸などでも乾燥することがあります。
元気、食欲、尿量なども含めて確認する必要があります。
Q.水を飲んでいれば脱水ではありませんか?
A.腎臓病や糖尿病などでは、水を多く飲んでいても尿として失われ、脱水することがあります。
Q.下痢が1回だけでも脱水しますか?
A.成犬で一度だけの軽い下痢であれば、すぐに重度の脱水になるとは限りません。
ただし、下痢が続く場合や、子犬・高齢犬、病気を抱えている場合では注意が必要です。
まとめ
犬の脱水症状には、元気や食欲の低下、口の中の乾燥、尿量の減少、ぐったりするなどの変化があります。
脱水は、嘔吐や下痢、熱中症、腎臓病、糖尿病など、さまざまな病気によって起こります。
水を飲ませるだけでは改善しない場合もあるため、体調不良が続くときは早めの診察が大切です。 三鷹市・武蔵境周辺で愛犬の脱水や体調不良が心配な方は、かえで動物病院までご相談ください。
