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2025.11.8
【獣医師が解説】犬のけいれん|考えられる病気・治療法・受診の目安

三鷹市、調布市や府中市、小金井市、西東京市、武蔵野市にお住まいの皆様、こんにちは。
三鷹市の深大寺にある「かえで動物病院」院長の柳田です。

犬が突然けいれんを起こすと、多くの飼い主様は驚き、不安になると思います。
けいれんは一時的な症状であることもあれば、命に関わる病気のサインであることもあります。
今回は犬のけいれんについて、原因・治療法・ご家庭での対処法まで詳しく解説します。


犬のけいれんとは?

けいれんとは、脳や神経の異常により、全身または一部の筋肉が急激に収縮して震えたり硬直したりする症状です。
数秒でおさまることもあれば、数分以上続くこともあります。


犬のけいれんの症状

・突然倒れて手足をバタバタさせる

・体が硬直する

・意識がなくなる、呼びかけに反応しない

・よだれや失禁を伴う

・けいれん後にふらつきや、ぼんやりすることがある


犬のけいれんの原因

けいれんの原因は多岐にわたります。

・てんかん(特発性てんかん:遺伝的・若齢で発症しやすい)

・脳の異常(脳腫瘍・脳炎・外傷など)

・中毒(チョコレート・キシリトール・農薬など)

・低血糖(小型犬や子犬で多い)

・肝臓疾患(肝性脳症)

・腎不全

・電解質異常(低カルシウム血症)

・感染症(ジステンパーなど)


動物病院に行くべき目安

以下のような場合は、すぐに動物病院へご相談ください。

・けいれんが5分以上続く

・1日に何度も繰り返す

意識が戻らない

・けいれんと同時に失神や呼吸困難など、他の症状がある

中毒や事故の可能性がある


犬のけいれんの治療法

原因に応じて治療法は異なります。

・てんかん → 抗けいれん薬(内服)の継続

・脳腫瘍 → 手術・放射線治療・薬物療法

・中毒 → 解毒処置や点滴治療

・低血糖 → ブドウ糖投与

・肝臓・腎臓疾患 → 基礎疾患の治療


かえで動物病院での治療

当院では、まず血液検査や画像診断(レントゲン・超音波・CT/MRI連携)を行い、原因を特定します。
そのうえで、てんかん発作であれば抗けいれん薬の内服管理、臓器疾患であれば基礎疾患の治療を行います。
飼い主様に動画を撮影していただくことで診断に役立つこともありますので、発作が起きた場合は可能な範囲で記録を残していただくと安心です。


ご自宅での対処法

・無理に口に手を入れたり、頭を触ったりしない(咬傷事故の危険

・けいれん中は安全な場所に移動させる(家具の角などから守る)

・発作の時間を計測する

・可能なら動画を撮影する

・発作後は安静に休ませる


犬のけいれんの予防

定期的な健康診断で内科疾患を早期発見

誤食防止(チョコレート・タマネギなど)

・低血糖予防にこまめな食事管理(特に小型犬・子犬)

・持病がある場合は薬を正しく継続


よくある質問

Q. 犬が1回だけけいれんしました。受診すべきですか?
→ 1回だけでも病気のサインかもしれません。動画を撮影して受診すると診断に役立ちます。

Q. けいれん発作中に抱き上げてもいいですか?
→ 無理に抱き上げると危険です。周囲を安全にして見守ってください。

Q. てんかんは一生薬を飲まなければなりませんか?
→ 多くは継続治療が必要ですが、薬で十分コントロール可能です。


まとめ 犬のけいれんは見ているだけでも心配になる症状ですが、原因を特定して適切に治療すれば、コントロールできるケースが多くあります。
三鷹市のかえで動物病院では、三鷹市を中心に調布市・府中市・小金井市・西東京市・武蔵野市からも多くのご相談をいただいております。
愛犬にけいれんが見られたら、早めにご相談ください。