病院ブログ
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30 - 11:30 | / | / | ● | ● | ● | ● | ● | / |
| 16:30 - 18:30 | / | / | ● | ● | ● | ● | / | / |
三鷹市、調布市や府中市、小金井市、西東京市、武蔵野市にお住まいの皆様、こんにちは。
三鷹市の深大寺にある「かえで動物病院」院長の柳田です。
「急に犬が吐いた」「何度も吐いて心配」
こんなご相談をよくいただきます。
犬が吐くのは比較的見られますが、軽く見てよいケースと、すぐに受診すべき危険なケースが存在します。
今回は、「犬が吐く」ことについて、よくある原因や動物病院に行く目安、治療方法や予防について、獣医師の視点でわかりやすく解説します。
症状:犬の「吐く」ってどんな状態?
犬が吐くとき、以下のようなパターンがあります。
・未消化の食べ物を吐く
・胃液(黄色・白い泡)を吐く
・濃い色の吐物(赤色、緑色、褐色など)を吐く
・何も食べていないのに吐く
・吐いたあとも元気がない/ぐったりしている
また、「吐く(嘔吐)」と「吐出(吐き戻し:食道からの逆流)」は別物で、観察ポイントによって見分けがつくこともあります。
吐く前にうずくまったり、えずいたり、腹部の動きが見られる場合は「嘔吐」の場合が多いです。一方、食直後に未消化物を吐き出す場合などは、「吐出」の可能性もあります。詳しくは獣医師にご相談ください。
原因:犬が吐くのはなぜ?
犬の嘔吐の原因にはさまざまありますが、よく見られるものとして以下が挙げられます。
・食べ過ぎ・早食い・空腹
食後すぐや朝方に黄色い胃液を吐くことがあります。
・異物の誤飲(おもちゃ、ビニール、布、骨など)
胃や腸に詰まると重篤な状態に。
・消化器系の病気(胃腸炎、膵炎、腫瘍など)
・感染症(パルボウイルス、ジステンパーなど)
・中毒(チョコレート、タマネギ、キシリトール、観葉植物など)
・乗り物酔い・ストレス
・慢性疾患による影響(腎臓病・肝臓病など)
動物病院に行くべき目安
以下のような症状が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。
・何度も繰り返し吐く
・吐いた後に元気や食欲がない
・吐物の色が濃い(赤色、緑色、褐色など)
・血が混じっている、便も異常(下痢・黒色便など)
・子犬や高齢犬が吐いている
・ぐったりしている、発熱がある
・異物を誤飲した可能性がある
早期対応が、命に関わる病気を防ぐことにつながります。
治療方法
犬の嘔吐に対する治療は、原因に応じたアプローチが基本です。
・胃腸炎や一過性の消化不良:吐き気止め、整腸剤、食事の管理
・異物誤飲:レントゲン検査による確認、催吐処置、外科手術による摘出
・感染症や膵炎:点滴、抗生剤、食事の管理、入院管理
・慢性疾患:血液等の検査による診断と原疾患の治療
・中毒:解毒処置・入院対応
必要に応じて、血液検査・エックス線検査・超音波検査・便検査・尿検査などを組み合わせて診断を進めます。
かえで動物病院の治療
当院では、まず「どんな嘔吐なのか」「いつからか」「どんな頻度で起こっているか」といった詳細な問診を行います。
その上で、触診や聴診、検査機器を使い、原因を考えていくことを大切にしています。
異物誤飲の可能性がある場合は、迅速に画像診断を行い、必要があれば催吐処置や手術による対応も検討していきます。
また、子犬や高齢犬の吐き気は命に関わることもあるため、慎重な経過観察とサポートを心がけています。
予防方法
犬の嘔吐を予防するには、日頃の生活習慣の見直しがポイントです。
・フードは回数を分けて、ゆっくり食べられるよう工夫する
・人間の食べ物や中毒性のある植物を与えない
・異物を誤飲しないように家の中を整理整頓
・定期的な健康診断で病気の早期発見
・ストレスを減らす環境づくり
Q&A
Q. 一度だけ吐いて、その後は元気そうですが様子見でも大丈夫?
A. 一度だけの嘔吐で元気・食欲も普段通りなら、様子を見ても大丈夫な場合もあります。ただし、「一度であっても色の濃い吐物を吐く」「嘔吐を繰り返す」「嘔吐以外の症状がある」ようであれば早めにご相談ください。
Q. 朝方に黄色い液を吐くのは問題?
A. 空腹時間が長すぎると、胃酸過多で吐くことがあります。フードの与え方を見直しても改善しない場合は、受診をおすすめします。
まとめ
犬の「吐く」は、軽い胃腸のトラブルから命に関わる異物誤飲や中毒まで、さまざまな原因があります。
「いつもと違う」「何度も吐いている」などと感じたら、早めに動物病院に相談することが安心です。
三鷹市をはじめ、調布市・府中市・小金井市・西東京市・武蔵野市で愛犬の体調が心配なときは、
かえで動物病院までどうぞお気軽にご相談ください。
